衆議院総選挙も終わりました。
当選者の内訳は、自民296、民主113、公明31、 共産9、社民7、国民新党4、新党日本1、新党大地1、 無所属18。
今回の選挙は劇場型選挙と言われ、観客として見ていて 面白く、分かりやすい方が勝つようになっていた。
自民党というよりコイズミ党のTVコマーシャルも 市民受けする作りになっている。 アメリカの選挙のように、スローガンとアピールしたい コメントのみでイメージできるように誘導している。
「改革」という言葉は市民には受ける。 今までのものとは違う何かを期待出来そうだからです。 「混沌」の時代には、持ってこいのキャッチコピーです。 「改革」の中身は具体的なもので無くても、充分通用して しまう。この点が、「劇場選挙」と言われる部分です。
マスコミが毎日、毎回のニュース、そして報道特集で 取り上げる党首のイメージが選挙結果に大きく影響する。 テレビの悪い点である。
党首討論、そして候補者同士が生の声で議論するのを 報道することで、視聴者は自分と同じ考えの候補者を 選び、又は候補者の主義主張に賛同したならば投票する。 このような仕組みを作るのがマスコミの仕事ではないだろうか。
視聴率を気にして、「劇場型選挙」を演出しているのは マスコミなのです。
そして小選挙区制という選挙区で1名しか当選出来ない 制度は勝ち負けをはっきりさせるため、「死に票」に したくないという市民の気持ちがあり、一方的な票の 流れを作る。
時代が多様化し、人々の考えも多様化しているのに、 この制度は、その多様化を反映していない。 だから地滑り的結果を生む。
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